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本日は、奈良時代のサラリーマンの日常、その④です。
Today, No 4 of “Daily life of Japanese workers in 8C”
その①は、こちらでご覧いただけます。
その②は、こちらでご覧いただけます。
その③は、こちらでご覧いただけます。
③では、ボーナスどころか、減給される過酷な環境で、いかに休みを取るかに苦心していた奈良時代のサラリーマン、写経生を見てきました。
In No3, I wrote about salary of worker at copying sutra Organization.
They worked in harsh environment where the salary system of a penalty method reduce their motivation.
④は、使う道具までも厳重に管理されていたというお話です。
Today’s ④, this is a story that the tools are also strictly managed.
書写に当たって、
・書写するお経の借用と返却
・写経生に紙を何枚、筆を何本、渡したか
管理していた帳簿が正倉院に残っています。
In copying sutra by worker, below things were managed.
· the sutras being lent
· How many sheets of paper or brushes were given to workers.
Such documents remain in Shosoin.
The Shosoin is a warehouse of Todai-ji temple which holds important items of the Nara and Heian period.
第60回「正倉院展」100頁 の部分臨書
当時は、今と違って、一つ一つの道具が高級品です。
とっても大事に扱っていたんでしょうね。
At that time, unlike now, each tool was luxury goods.
I guess it was treated very seriously.
いかがでしたでしょうか。
How was it?
ぜひ参考になさってくださいね。
Please refer to this when you go to Japanese museums.
参考文献
下中邦彦編集『書道全集』9(平凡社1965)
名児耶明監修『決定版日本書道史』(芸術新聞社2009)
小松茂美編『日本書道辞典』(二玄社1987)
奈良国立博物館『第60回「正倉院展」』(仏教美術協会2008)