酸性紙

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おはようございます。お元気ですか?

和紙、1000年前のものでも、博物館に行くと、きれいな状態のものが展示されています。

でも、自分のノート、わずか10年前のものなのに、黄ばんで劣化しているように見えます。

ずっと、なんでだろうと思っていたんです。

原因は、現代普及している紙が酸性紙だからなんだそうです。

酸性になる原因は現代のにじみ止めの方法に有るようです。

順を追ってお話しいたします。

書道をなさった方なら、誰でもご経験があると思いますが、半紙に墨で書きますと滲みます。

たいていの半紙は、にじみ止め(サイジング)がされてないからです。

仮名の半紙は、にじみ止めがされていて、滲みにくくなっています。

ミョウバンとニカワの水溶液を塗ってあるんです。

近年では、コストダウンのために、ミョウバンの代わりに硫酸アルミニウムを使うようになりました。

これが、酸性なんです。

にじみ止めは、昔は、出来上がった紙に塗る手法でした。

塗るだけでしたら、もともとアルカリ性の紙を傷ませるほどのPhにはなりません。

でも今は、工程を少しでも簡略化して大量生産してコストダウンできるように、紙を漉く際に、混ぜ込んであるんです。

紙を漉く溶液そのものが、最初から酸性なのです。

なので、最初から内部にたくさん酸を持っているので、酸化はどんどん進みます。そうしますと、セルロースが分解されて、有機酸が紙に溜まります。その酸が、さらに酸化速度を速め、スピードアップして酸化がさらに進むんだそうです。

手をかけて作った紙と、そうでない大量生産の紙、
その差で、耐用年数は数十年か数千年か、大きく変わってきてしまうんです。

数千年の時を経て存在しうる日本の和紙は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
文化庁の動画に、とても分かりやすいものが登録されています。それぞれ10分弱です。

細川紙
https://bunka.nii.ac.jp/special_content/movie_stream/47

本美濃紙
https://bunka.nii.ac.jp/special_content/movie_stream/44

石州(せきしゅう)半紙(ばんし)
https://bunka.nii.ac.jp/special_content/movie_stream/08

最後までご覧いただきありがとうございました。

良い一日を!

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